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亜鉛-Lカルノシンをおすすめする理由

亜鉛は不足しやすいミネラルの代表格。サプリで補給してる人も多いと思いますが、胃が弱い人が通常の亜鉛サプリを飲むと吐き気が出たり、胃が痛くなったり、人によってはかなり激しい胃の不快感が出ることもあるんですよね。

そんな人にいつもおすすめしているのが「亜鉛-Lカルノシン」というタイプの亜鉛サプリ。聞きなれない人も多いと思いますので、わかりやすく解説していきますね。

亜鉛-Lカルノシンってなに?

まつざき

こんにちは!臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラーのまつざき@s_matuzakiです。

亜鉛-Lカルノシンは「亜鉛カルノシン」とか「ポラプレジンク」なんて呼ばれたりもしますが、胃粘膜保護のための医薬品としても有名です。「プロマック錠」というとわかる人も多いかもしれませんね。

ちなみにこれ、iHerbでも購入できます。

Doctor’s Best, PepZin Gl(ペプジンGI)、亜鉛-Lカルノシンコンプレックス

亜鉛自体に傷の治癒を促進する作用や抗潰瘍作用、抗炎症作用があるのは有名ですが、L-カルノシンにも抗炎症作用、組織修復促進作用、免疫調整作用などがあって、これらを組み合わせて開発された亜鉛カルノシンは胃粘膜の修復に最適ということになります。

胃の状態が悪いヒトの場合、通常の亜鉛サプリを空腹時に飲むと、吐き気とか胃のむかつき、胃痛などの不快感が出る人が多いのですが、亜鉛カルノシンだと空腹時に飲んでもまったく問題ないという人が多いです。

実際、私のカウンセリングでは、胃の状態が良くなさそうな人には亜鉛カルノシンを勧めているのですが、今のところこれによって胃の不快感が出たという人はほとんどいません。

ちなみに、血液検査で胃酸の状態を推測することも可能です。これに関しては別記事でアップしますね。

亜鉛カルノシンの亜鉛含有量はどのくらい?

成分量としては、上で紹介した亜鉛カルノシンサプリだと、1回2粒で亜鉛カルシノンとして75mg含まれているのですが、この中の16mgが亜鉛、59mgがL-カルノシンという内訳です。1日2粒摂ればとりあえず1日の推奨量はカバーできることになります。

ちなみに、亜鉛の1日の摂取量は理想値でいうと15〜30mg。上限は40mgと覚えておいてください。治療レベルではこれ以上の量を摂ることもありますが、あくまでも治療目的ですから自己判断で高容量を飲むことは避けてください。

どちらにしても、胃の弱い人は最初は16mg摂れれば十分だと思いますので、規定量を飲んでおけばいいでしょう。

亜鉛サプリで胃に不快感が出る理由

亜鉛サプリを飲むと胃に不快感が出るという人は、とりあえず亜鉛カルノシンで胃の修復をしつつ、亜鉛補給をするのがいいと思いますが、「ピロリ菌感染」も頭に入れておかないといけません。

ピロリ菌感染があると慢性胃炎になることがあって、これが長期間続くと萎縮性胃炎という状態になり、胃粘膜が薄くなってしまいます。ここに胃の刺激になる亜鉛が入ってくると不快感が生じてしまうわけです。

気になる方は「GIMAP」という便検査がおすすめです。通常の検査(呼気検査や採血での抗体検査)では検出できなかった場合でもGIMAPで遺伝子を増幅させて検出することができます。

自費での検査になるのでけっこうな値段はしますが、ピロリだけではなくて、腸内細菌のバランスや腸の炎症の有無もわかったり、リーキーガットの状態も確認できる大変優れた検査です。気になる方は直接ご相談ください。

まとめ

亜鉛カルノシンはカウンセリングでもおすすめすることが多いのですが、クライアントさんが胃の不快感を感じることがほとんどないのでめちゃくちゃ重宝してます。

そもそもカウンセリングを受けようという人は胃腸の働きも弱っていることが多いので、通常のピコリン酸亜鉛とかグルコン酸亜鉛で不快感を感じる人が多いんです。

まずは亜鉛カルノシンで様子を見て、胃の状態を上げてから少しずつピコリン酸亜鉛やグルコン酸亜鉛に変えていくといいかなと思います。

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まつざき
臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー 分子整合栄養医学をメインに興味を持ちながら栄養関連、心理学関連の文献・論文を読みあさっています。Twitterフォロワー3.5万人突破。