松崎茂利
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ブログ記事を書いていると知らず知らずのうちに重複コンテンツになってしまい、Googleからペナルティを受けて圏外に飛ばされてしまった…なんて話をたまに聞くとおもいますが、自分のブログが圏外に飛ばされることを考えると怖いですよね。
SEO対策の中でも重複コンテンツの対策は非常に重要ですので、基本的な知識はぜひ持っておきたいところ。
この記事では、重複コンテンツとは何か?という基本的な説明から、ペナルティを受けてしまう基準や対策方法について解説したいとおもいますのでぜひご一読ください。

目次
1.重複コンテンツとは?

ではまずは、重複コンテンツとは何か解説していきたいとおもいます。GoogleのSearch Consoleヘルプには下記のように書かれています。
一般に、重複するコンテンツとは、ドメイン内または複数ドメインにまたがって存在する、他のコンテンツと完全に同じであるか非常によく似たコンテンツのブロックを指します。
うーん、非常にわかりにくい(笑)。かみ砕いて説明すると次のようになります。
ということ。
ちなみに重複コンテンツは大きく分けると2種類あって、
- 必然的に生まれてしまう重複コンテンツ
- 意図的に検索順位を上げようとしたり、アクセス数を増やすために悪意を持った重複コンテンツ
の2つがあります。
たとえば、パソコンや洗濯機などの商品の詳細ページは、販売しているお店が独自で用意することも多いですが、性能などが一緒ですから書いてある内容もよく似たコンテンツになってしまいます。こういった悪意のない重複コンテンツに関しては、Googleも自然なことだと考えているので、ペナルティを受けるということはまずないといえるでしょう。
なので、Googleはすべての重複するコンテンツを例外なくNGといっているわけではなく、重複コンテンツ自体は自然に増えてしまっても仕方がないものだと考えています。
これに関しては、Googleの検索品質チームのマット・カッツ氏が動画の中で説明していることなのでよかったら一度ご覧になってみてください。下記の動画は日本語訳がついていないのですが、英語が得意な方はぜひ。
私たちブロガーが気を付けなければいけないのは、2つ目の「意図的に検索順位を上げようとしたり、アクセス数を増やすために悪意を持った重複コンテンツ」のほうなんです。これに関しては次の項目でお話していきましょう。
2.ペナルティを受ける可能性がある重複コンテンツの基準とは?
Googleが最も嫌がることは何かというと、検索ユーザーが“あるキーワード”で検索したときに、検索結果の上位がみんな同じ内容になってしまうことなんですよ。
もしあなたが何かを調べたくて検索したときに、1位から10位までページを閲覧してみたら書いてあることがみんな同じだったらどう思いますか?がっかりしませんか?
1位の記事を見ても、2位の記事を見ても、3位の記事を見ても、書いてあることがまったく一緒だったら「Googleの検索エンジンつかえねーなー」ってなっちゃうとおもうんですよ。
だからこそGoogleは重複コンテンツを嫌うわけです。検索ユーザーに対してさまざまな有益情報を提供してあげたいんです。この意思に反するような行為はしないようにしましょうということです。
最も注意したいのが“無断複製されたコンテンツ”とみなされてしまうことです。これはGoogleの品質に関するガイドラインに記載されている1つなのですが、これに違反するとペナルティの対象になりますのでお気を付けくださいね。1度は必ず目を通しておくことをおすすめします。
ガイドラインには、無断複製されたコンテンツの例として以下の4つが挙げられています。
他のサイトのコンテンツをコピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなく転載しているサイト
他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
何らかの独自の体系付けやユーザーへの利便性を提供することなく他のサイトからのコンテンツ フィードをそのまま掲載しているサイト
ユーザーに実質的な付加価値を提供することなく、他のサイトの動画、画像、その他のメディアなどのコンテンツを埋め込んだだけのサイト
私もいままで8年くらいブログをやってきて、いろんなSEO対策を見てきたのですが、数年前は他サイトの記事を継ぎはぎして簡単にリライトするだけで上位をとれるという状況でした。あとは1記事の文字数だったりブログ全体の記事数を増やすだけで上位を取れたんです。
まぁさすがに今はこのやり方のままやっている人はいないと思いますが、今のGoogleにはまず通用しないです。本質的にいい記事をつくらないと上位にいけないということを肝に銘じておかなければいけません。「オリジナリティ」「付加価値」がない記事は価値がないとみなされますので十分注意してくださいね。
もう一つ見てもらい動画があります。こちらは日本語訳つきです。
この動画の中でマット・カッツ氏は次のように言っています。
自分の記事に付加価値があるかどうか、意外と自分ではわからないんですよ。自分では付加価値を付けたつもりでも、他人が見たらまったく違いがわからないということも多いです。
マット・カッツ氏は次のようにも話しています。
つまり、重複コンテンツかどうかの一つの基準として、友達に見てもらって印象を聞くのが効果的ということ。

では重複コンテンツの具体的な対策方法についてもう少し詳しく解説していきますね。
3.重複コンテンツの対策方法
重複コンテンツの対策方法にもいろいろあるのですが、ここではブロガーさんが最も陥りがちな“無断複製されたコンテンツ”とみなされないようにする対策方法を解説したいと思います。
3-1.必ず独自の付加価値をつけることを常に意識する
ブログ初心者の方が最初によくぶち当たる壁があります。それは「ほかの人とまったく違った内容を書かなければいけない」という先入観に苛まれてしまうこと。これは半分正解なのですが半分は考えすぎなところがあります。
たとえばですが、この記事だってすべてが私独自の内容ではありません。「無断複製されたコンテンツってどんなもの?」という説明をする際は大抵の人が同じことを言うわけです。事実は1つですから当たり前ですよね。
これを「ほかの人が書いちゃってるから絶対に書いちゃだめ」ってことになったらもう書くことがなくなっちゃいますから、事実の部分はかぶってもいいのです、多少なら。
大事なのはそれ以外の部分です。それ以外の部分でどれだけ独自性を出せるかがポイントになります。
独自性っていってもどんなことを書けばいいのか?

事実だけを書くのではなく、必ずそこに自分の意見、体験談などを入れるようにしてオリジナリティの高い記事を作るように心がけましょう。
また、動画や図解なども入れられるようであれば効果的です。読者さんがどうすれば満足してくれるかを徹底的に追及していくと必然的にオリジナリティのある記事ができあがっていくはずです。
たとえば、絵が得意な人だったら自分で書いたオリジナルイラストを記事内に入れるとか、図解を手書きで書いて写真でとって載せるとかもオリジナリティがあっていいですよね。
また、私がおすすめしているオープンケージ製のテンプレートを使っている人なら、すでに用意されているショートコードを活用して記事の見栄えをよくしていくことも効果的です。ショートコードに関しては下記の記事をご覧ください。
3-2.コピペチェックツールを使おう
内容によっては他サイトの文章をコピーしたつもりはなくても、ほぼ似たような文章になってしまい無断複製されたコンテンツとみなされてしまう可能性もあります。
しっかり自分の言葉で記事を書いていたつもりなのに、気づかないうちにペナルティを受けてしまったなんてことにならないように、複製されたコンテンツになっていないかチェックをするようにしましょう。
私のところではいろいろな方法でチェックをしているのですが、そのうちの一つでみなさんにもおすすめしたいのが“コピペリン”というツールです。値段はリーズナブルですし、操作が簡単で精度も高いのでぜひ使ってみてください。
簡単な設定をするだけで、ウェブサイト全体からあなたの記事本文と似たような文章を探してくれて、似すぎている場合は警告を出してくれます。たまたますでに存在しているサイトの文章と同じものを作ってしまっても、このツールですぐに発見することができるので、的確に文章を変更することができます。
3-3.他サイトから引用する場合は引用設定を使おう
他サイトの文章をそのまま引用文として使いたいときもあると思います。その場合は“引用設定”を使えば評価対象から除外されるので、ペナルティを受ける心配がなくなります。
ワードプレスの場合は、記事編集画面のツールバーに「引用」ボタンがあります。引用設定をしたい文章を選択して「引用」ボタンを押すだけです。

3-4.競合サイトは記事を書き終えてからチェックする
キーワードありきでの記事を書く場合、実際にどんな記事が上位に来ているかチェックしたくなりますが、私の場合は基本的には記事を書き終わってから見るようにしています。
ほかの上位サイトを見てしまうと先入観ができあがってしまうのと、自分の言葉で書けなくなりそうで嫌だからです。どうしてもオリジナリティが出せていないように感じてしまうんですよね。
なので、まずは過去の体験をもとに、自分なりに記事の構成を考えて書いてみます。そして書き終わってから競合サイトと比べてみて追記できそうなことは追記していくという流れにしています。
3-5.キーワードカニバリゼーションに気をつけよう
そしてもう1つ、最近よく話題に上がっているのが「キーワードカニバリゼーション」です。記事数が多くなればなるほど気をつけないといけないポイントになるのですが、簡単に言うと「自分のサイト内で同じような似通ったキーワードの記事が複数存在している状態のこと」をいいます。
「カニバリゼーション」というのは「共食い」という意味なのですが、自分のサイト内で似たようなコンテンツを複数作ってしまうとキーワードの共食い状態になってしまい、Googleからしたら「どれを検索結果に表示させればいいんだろう?」とわからなくなってしまうわけです。
結果的にGoogleの評価を下げてしまい、順位も落ちてしまうことになるので、似通った内容のコンテンツを増やさないということが重要になります。
記事が増えてくるとどうしても過去記事と似たような内容になることがあるのですが、その場合は新記事として追加するのではなく、過去記事をリライトして日付を最新にして更新したほうが得策ですね。
すでに記事数が多い人は、記事タイトル、記事の内容が似通っている記事が存在しないかを確認して、キーワードのカニバリゼーションを修正していくだけで順位が大幅に上がることも多いのでぜひ試してみてください。
4.まとめ
重複コンテンツについて書いてみましたがいかがでしたか?
一度ペナルティを受けてしまうと解除するのはなかなか大変な作業です。日ごろからペナルティを受けないような記事を作ることが重要なので、ここで書いた内容はぜひ意識して記事づくりをしてみてください。
まとめると重要なのは次の3つです。
- 必ず独自の付加価値をつけることを常に意識する
- コピペチェックツールを使おう
- 他サイトから引用する場合は引用設定を使おう
- 競合サイトは記事を書き終えてからチェックする
- キーワードカニバリゼーションに気をつけよう
これを意識して記事を書いていけばオリジナリティの高いものになるはずですが、先ほどもお話ししたように一度友達に他サイトとの違いをチェックしてもらうことをおすすめします。
Googleの検索結果の上位を取るためには、最近の傾向としてE-A-Tの考え方が非常に重要になっています。下記の記事も必ず目を通しておいてください。