松崎茂利
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直帰率とは、自分のサイトに訪れたユーザーが、最初に訪れたページ以外を閲覧することなく、1ページだけを閲覧してサイトを離脱した割合のことをいいます。
この記事では、直帰率が高い場合の改善策や、直帰率の平均値についてお話ししたいと思います。

目次
直帰率は低ければSEOに強いというわけでもない
こんにちは!ブログ集客コンサルタントの松崎です。
さて、今日は「直帰率」についてです。直帰率はサイトの見やすさなど、“ユーザビリティ”の指標の一つとして活用されていますが、まず最初にお伝えしておきたいのは“直帰率は検索順位に直接影響を与えるような数値ではない”ということです。
ちょっと考えてみるとわかるとおもいますが、商品を販売している通販サイトなどでは、ユーザーは自分の欲しい商品を探していくつもページを閲覧することが多いので、必然的に直帰率は低くなります。
画像やイラストなどを提供している素材サイトでもそうですね。いろんな画像を閲覧して選びますので、やはり直帰率は下がります。
それに対してブログのようなサイトでは、1ページだけ閲覧して終わりという人も多いので、通販サイトなどと比較すると極端に直帰率が高くなってしまいます。もしGoogleが直帰率の数値をそのまま検索順位に反映させたとしたら、ブログのようなサイトでは上位を取るのは難しいということになってしまいますよね。
なので、大前提として、直帰率は検索順位に直接的に影響を与えるものではなく、あくまでもユーザビリティの指標としてサイトの改善に役立てるようにするといいと思います。
Googleのマット・カッツ氏は、あるサイトのコメントでこのようにに発言しています。
直帰率(をランキング要因にすること)は、スパムに繋がるし、そもそもデータとして余計なものだよ。
とはいっても、サイトの改善には役立つデータなので、ブログ運営をしていくうえで私はいつもチェックするようにしています。
では、直帰率をチェックする方法や、どんなことを意識してブログの改善に役立てていけばいいのかをお話していきます。
Googleアナリティクスで直帰率をチェックする方法
Googleアナリティクスで直帰率をチェックする方法は簡単です。
Googleアナリティクスを開いて「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」をクリックします。すると、サイト全体の直帰率の平均はもちろん、それぞれのページの直帰率をすべて確認することができます。
直帰率の平均ってどのくらい?
直帰率の平均値は、さきほども少しお話ししましたがサイトのジャンルによってだいぶ数値が異なります。
目安としては下記のように言われています。
ECサイト | 20~45% |
コーポレートサイト | 40~50% |
ブログ | 70~90% |
私のところでは主にブログを使ったコンテンツサイトをつくるお手伝いをしているのですが、やはり70~90%くらいを推移している人がほとんどです。
90%を越してくるとちょっと高いかなという印象になります。
直帰率を改善する方法
さきほどもお話ししたように、直帰率は必ずしも低ければいいということでもないのですが、やはり高すぎるのはよくないです。
あと、滞在時間との兼ね合いもあります。直帰率が高かったとしても、平均ページ滞在時間が長ければしっかり読んでくれていることになるので、読者さんは満足して帰っていった可能性が高いです。
問題なのは、「直帰率が高くて、平均ページ滞在時間が極端に短い場合」です。ページをほとんど読むことなく帰ってしまっているわけですから、ユーザーのニーズに応えられていないということになります。
こういったことをを踏まえたうえで、直帰率の改善方法についても解説しましょう。
検索ユーザーのニーズに答える記事を作る
まず大前提として「検索キーワードを意識して記事を書く」ことが大事です。
どんなキーワードで検索している人のニーズにこたえるのか、これを明確にして検索ユーザーが100%満足してくれるような記事作りを心がけましょう。
もちろん自分の意見や体験談は多く交えていいのですが、読者さんが求めていることもしっかり書いてあげてください。ただ自分が言いたいことだけを発信するような自己満足ブログにならないように注意してくださいね。
検索ユーザーが探している情報を見つけやすくする
検索ユーザーが求めていることを記事に書いたとしても、その情報が見つかりにくい場合はすぐに帰ってしまう可能性があります。
情報を見つけやすくするポイントとしてお勧めするのが「見出し」の設定です。デザインで目立つようにして、どこに何が書かれているかがすぐにわかるようにするといいですね。飛ばし読みする人も多いので、見出しである程度内容がわかるようにつくってあげるようにしましょう。
また、太字やフォントの色、フォントサイズなどで目立たせるのも効果的です。
関連する記事を増やす
関連記事を増やすことによって読者さんがブログのなかを回遊してくれる可能性が高まります。
1つのカテゴリーに10記事くらいは用意するようにしましょう。記事下の関連記事に、似たようなテーマの記事が表示されると、そのテーマで調べていた人はさらに情報を求めて読んでくれるようになります。
本文内に関連記事への内部リンクを貼る
そして、記事の本文内にも別記事へのリンクを適度に貼ることをおすすめします。
関連性の高い記事を紹介することで1ユーザーが2ページ3ページと読んでくれる可能性が高まります。内部リンクが記事下だけだとなかなか回遊率が高まりませんので、読了率を見ながら本文内の適切な位置に内部リンクを設置するようにしましょう。
外部リンクは「新しいタブ」で開くようにする
記事に外部リンクを設置する場合は新しいタブで開くように設定しましょう。新しいタブで開けば自分の元のページが消えないので、また戻ってきてくれる可能性が高まります。
ワードプレスの場合の設定のやり方は、(リンクの挿入)をクリックした後に、
(リンクの設定)をクリックして、「リンクを新しいタブで開く」にチェックを入れて「リンク追加」をクリックします。
宣伝色が強くなりすぎないように気を付ける
アフィリエイトリンクや広告バナーが多く貼られていると“アフィリエイトサイト”という印象が強くなりすぎてしまって、ユーザーによっては拒絶する人も出てきます。
ブログのスタンスとしては「役立つコンテンツを提供すること」を最優先として考え、その記事の中で読者さんにとっても有益だと思える広告だけを厳選して紹介することが重要です。
“アフィリエイトサイト”と判断されただけですぐに帰ってしまう人も多いので気を付けてくださいね。
まとめ
このほかにも「ページの表示スピードを早くする」とか、「デザインをスマホ対応にする」なども基本として覚えておくといいですが、この記事で解説した改善点は最低限確認しておくといいですね。
最初にもお話ししましたが、直帰率の改善がSEOに直接影響を与えるわけではありませんが、読者さんの満足度やユーザビリティを計る指標として活用することで、読者さんにより喜んでもらえるブログへと改善するきっかけにしてください。
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