松崎茂利
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以前からネット上では何度も議論されていた内容ですが、アフィリエイトリンクが検索順位に与える影響についてお話ししたいと思います。
認識が間違っている人がけっこう多いので、もしあなたがアフィリエイトに取り組んでいるのであれば、この記事をしっかりと読んで、アフィリエイトリンクの正しい扱い方を理解しておきましょう。

目次
1.アフィリエイトリンクに関するGoogleのガイドライン

アフィリエイトリンクを記事に入れると、Googleからペナルティを受けてしまったり、評価が落ちて検索順位が下がってしまうんじゃないかと心配している人は多いと思いますが、まずはGoogleのガイドラインにどのように書かれているのかを確認しておくことをおすすめします。
このなかで注目する箇所として次のような文言があります。
Google では、アフィリエイトのためだけのウェブサイトや「内容の薄い」アフィリエイト サイトはウェブユーザーに付加価値を提供していないと考えています。
数年前まではあきらかにアフィリエイトサイトだなと感じるようなサイトでも検索上位を取れていたのですが、最近はそういったサイトは上位からほとんどいなくなりました。
アフィリエイトのためだけにサイトをつくったり、内容が薄いサイトにならないようにすることが最も重要になっています。
アフィリエイトに取り組んでい人は必ず一度は目を通しておいてほしいのですが、こういったガイドラインがあるという時点で、まずはGoogleとしてはアフィリエイトリンクを否定しているわけではないというのは明らかですよね。
また、Googleのアナリスト、ゲイリー・イリェーシュ氏は、ツイッターでこのような発言をしています。
DYK there’s no inherent problem with affiliate links? The problem is when a site’s sole purpose is to be a shallow container for aff links pic.twitter.com/y149XZ0JP6
— Gary “鯨理” Illyes (@methode) 2017年3月14日
日本語に訳すと・・・
アフィリエイトリンクがあることによる悪影響はないことをご存知でしたか?
問題は、サイトの目的がアフィリエイトリンクのためだけの薄っぺらいものになっているときです。
この発言内容はさきほどのガイドラインと同じ趣旨ですね。
これらの証拠を見ていただければわかると思いますが、アフィリエイトリンクを記事内に入れただけで順位下落が起きることはないと考えていいわけです。
問題なのは、イリェーシュ氏も言っているように「薄っぺらいコンテンツになっていないかどうか」なのです。
アフィリエイトリンクを貼ることが目的になっていないか、ほかのサイトにすでに書かれているような内容だけの薄っぺらいものになっていないかということを常に意識して、自分独自のコンテンツを提供することを心がけましょう。
2.検索順位を下げないために気をつけるべきこと
2-1.独自のコンテンツや付加価値を加えること
さきほどGoogleのガイドラインも紹介しましたが、その中に下記のような文言があります。
一般的に、アフィリエイトのウェブサイトでは、同じアフィリエイト ネットワークに参加する他の多くのサイトにも掲載されている商品説明を掲載しています。その結果、アフィリエイト ネットワークのコンテンツを中心に扱っているサイトは、他のサイトのコンテンツと差別化できる程度に十分な独自性のあるコンテンツを持たないため、Google 検索結果でのランキングが低くなることがあります。
ここがポイントですね。アフィリエイトリンク自体が問題なのではなく、アフィリエイトリンクを貼っている“記事の質”が問題なのです。同じ商品を紹介しているので、差別化することができずにほかの記事の重複コンテンツになってしまうことが多いというわけです。
ちなみに、「内容の薄いサイト」の例としてガイドラインには次のようにも書かれています。
商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。
サイトの大部分がアフィリエーションで構成され、独自のコンテンツやユーザーへの付加価値がごくわずかしか含まれていない商品アフィリエーションのページ。
ポイントは「独自のコンテンツや付加価値を加えること」です。すでにあるページと同じような内容の記事をつくってもGoogleにとっては正直迷惑なだけですからね。同じような内容のものが検索上位を占めてしまったら意味がないですから。
では付加価値はどうやって出せばいいのか?ポイントは次の3つを意識することです。
- 競合調査は必須です
- 検索需要の一歩先を考える
- 体験と考察をふんだんにいれる
これらを強く意識して深彫りしていくことで独自性の高い記事をつくることができます。このあたりに関しては別記事でくわしく解説します。
2-2.記事の内容と関係のないアフィリエイトリンクは貼らない
個人的にはすべての記事にアフィリエイトリンクを貼るのはおすすめしていません。アフィリエイトリンクを貼る記事とコンテンツ記事はわけて考えることをおすすめします。といっても、私のところではコンテンツ記事にもアドセンスの広告は貼っていますけどね。それ以外のASPのアフィリエイトリンクは、コンテンツ記事にはなるべく貼らないようにしています。
また、アフィリエイト記事に関しても、ブログのテーマ、それぞれの記事のテーマにあった商品のみを紹介することをおすすめします。
まったく関連がない商品を紹介してもクリックはほとんどされませんし、クリックされたとしても成約に結びつくこともありません。そうすると、Googleからしたら有益な発リンクとは見なされませんので記事の評価を落とす可能性があります。
あくまでも判断基準は「読者さんの役に立つかどうか」です。これを判断基準として意識しておけば大きな順位下落を受けてしまうことはまずないでしょう。
2-3.アフィリ記事はサイト全体の10%くらいに抑える
また、本文中にアフィリエイトリンクを入れすぎることによって、読者さんに悪印象を与えてしまい、読む気がうせてしまってほかのサイトに逃げていくということもあります。
アフィリエイトリンク自体がSEOの評価を下げているというよりも、アフィリエイトリンクを入れすぎることによって読者さんからの評価が落ちてしまい、順位下落につながるというのは十分考えられますね。
また、「Googleアドセンスとアフィリエイトの併用・共存は問題ない?【初心者必見】」の記事にも書きましたが、Googleアドセンスの営業チームの方が「アフィリエイトをしているページ、とりわけ商品レビューのような記事がおおむね50%以上になると、アカウントが停止になることがある」と発言していたそうなので、目安としては50%未満と考えておくといいかと思います。
個人的にはそれでも多いと思うので、サイト全体の10%くらいでおさえたほうがいいかなと考えています。
3.まとめ
ということで、アフィリエイトリンクが検索順位に影響するかどうかについてお話ししましたがいかがだったでしょうか?
Googleのアナリストの発言やガイドラインをご覧いただいてわかっていただけたと思いますが、アフィリエイトリンクはそこまで心配することなく設置していただいて大丈夫です。
ただその際に「読者さんの役に立つかどうか」という基準は常に意識するようにしてくださいね。